「内向型の人を救う」「内向型を世の中に広める」をミッションに活動している内向型プロデューサーのカミノユウキ(@KaminoYuki)です。内向的な人って生きづらいな。。内向的な性格を変えれたらいいのにな。。
と思ったことはありませんか?
ぼくも以前悩んでいたのですが、そんな時に出会った本を紹介します。
同じように内向的な性格で悩んでいる人には参考になるので、ぜひ手にとってもらいたい本です。
目次
「内向型の自分を変えたいと思ったら読む本」とは
まず著者の渡瀬純さんの紹介をします。
1962年神奈川県生まれ。子供の頃から口ベタ、人見知りで、小中高時代はクラスで一番無口な性格だった。明治大学卒。精密測定機器メーカー、リクルートを経てデザイン制作会社(有)ピクトワークスを設立。後に事業を営業マン教育の分野にシフトして現在に至る。
超内向型の性格だったが、リクルートで営業をやっていたときには、入社10ヶ月で全国営業達成率トップを達成。それがビジネス書を執筆するきっかけとなる。
主にしゃべることが苦手な人や対人コミュニケーションがうまくできない人向けの、営業本、コミュニケーション本が多い。出典:Amazon著者紹介ページ
超内向型の性格で、子供の頃は口ベタ人見知りで苦労されていたが、内向型であることを逆に強みとして活かしてリクルート時代には営業成績トップを達成したという方です。現在はしゃべることやコミュニケーションが苦手な人向けに書籍を執筆したり、講演を行ったりと活躍されていらっしゃいます。
内向型を強みにして仕事をするというお手本のような方ですね。
本の紹介は次の通りです。
読めば、視界がスッと開ける! 明日への希望と勇気が湧いてくる!!
自らの性格に40年以上、悩んできた著者が、内向型人間の「弱み」を「強み」に変える考え方を自らの体験をもとにステップ形式でやさしく解説した必読の1冊。出典:Amazon商品紹介ページ
ご自身の経験をもとにどうすれば内向型を「強み」として活かせるのかを6ステップで解説してくれている本です。内向型人間であることで悩まれてきていた方なので、リアリティがあって共感しながら読み進めていくことができます。
それでは6つのステップをご紹介していきますね。
内向型人間がストレスなく生きるための6つのステップ
ステップ①「本当の自分」を知る
著者が自身の経験を踏まえて考えた、内向型人間の特徴は以下です。
・性格が暗い
・すぐに緊張する
・人付き合いが苦手
・とくに異性と話ができない
・他人の顔色を気にする
・面白いことが言えない
・無口である
・判断が遅い
・意見を言わない
・劣等感を持っている
・自分への評価と他人への評価が厳しい
・細かいことが気になる
めちゃくちゃマイナスのことばかりですね。。。
当てはまった数が多い人は落ち込んだんじゃないでしょうか。
ただものごとにはプラスとマイナスの両面があるので
一見マイナスに見える性格でもプラスの側面を持ち合わせています。
「無口である」→「文章では素晴らしい表現力がある」
「判断が遅い」→「リスクを考慮して適切な判断ができる」
まず、自分の特徴をしっかりと知ることが最初のステップになります。
ステップ②「いまの自分」を受け入れる
内向型人間は「欠点を克服したい」という気持ちを持っています。
内向型であることに悩んでいる人というのは、何よりも「自分の欠点を克服したいという気持ちを強くもっているものです。私は、ずっと勘違いをしていました。「いまの自分の不幸は、すべてこの内向型の性格のせいなんだ。だから、それを正さなければ何も始まらないんだ」と。だから自然に、欠点を克服することが目的になり、その目的を達成することですべてが解決するという思考になっていったのです。でも、冷静に考えてみれば、苦手なことがなくなったからといって、日々のわずらわしさが消えるはずがありません。しゃべりがうまくなったからといって、急に人づきあいで悩まなくなり、女性にももてるようになる、という具合にはならないのですから……。
ぼくも内向型であると気づく前は「自分を変えたい」と強く思っていました。
自己啓発本を読み漁って、エネルギッシュで社交的で面白い人間になろうとしていました。でもいくら頑張っても自分は変えられませんでした。
もし仮に自分を変えることができたとしても、到達できるのは苦手を克服できたレベルです。
自然と社交的で面白い人には絶対にかなわないです。
苦手を克服したとしても普通の人にしかなれません。
大切なのは「自分を受け入れる」こと。
「人付き合いが苦手」だったり「話すことが不得意」だったとしても
それは何も悪いことではありません。
とは言っても、この「自分を受け入れる」ということはすぐにできることではないです。
これが簡単にできるのならそもそも悩まないですからね。
少しづつ考え方を変えていきましょう。
ステップ③人に伝える
著者が勇気を持って友人に自分が「暗い性格」であることを話した時のエピソードです。
「俺って暗い性格なんだよ」「そんなこと、とっくにわかってるよ」きょとんとしている私を見ながら、「何を今さら言ってるの?」という顔をしていたのです。気づいていないのは私だけでした。最新の注意を払いながら自分の本当の性格がバレないようにしてきたつもりが、完全に見抜かれていたのです。考えてみれば当たり前のことで、どんなに明るく振舞ってみたところで、しぐさや表情、そして言葉のあちこちに「暗い自分」というのは出ているもの。つまりいまさらそれを口に出したところで、なんら変わらないということになります。すでにまわりの人たちは、私を受け入れてくれていたのですね。
自分の性格のこと話したくない気持ちは、めちゃくちゃわかります。
でも周りから見たらバレバレみたいなんですね。恥ずかしい。。笑
自分の性格を伝えるのは勇気はいりますが、相手は案外気にしていないですし、むしろ伝えることでより親しくなれます。
ステップ④足場を固める
内向型人間は、柄に合わないことをやっても、うまくいきません。ストレスばかりかかるうえに、自分の評価も下げてしまいます。「知っている人がいないパーティーには絶対に行かない」「騒がしい場所には絶対に行かない」「10人以上のレジャーには絶対に行かない」このように自信をもって断ることで、危機を回避しましょう。逃げることよりも、柄に合わないことをやって評価を落とすほうがマイナスですからね。
内向型人間は人に嫌われるのを避けたがるのでついつい周りにあわせがちになってしまいます。
ぼくは友達に誘われて断れずに全く興味のない夏フェスに行き、全然楽しめず友達に逆に気を遣われたことがあります。。。
自分が苦手にしていること、やりたくないことを無理してやる必要はないんです。
そのために「やらないことリスト」を作ってみるのもいいかもしれません。
ぼくがやらないと決めていることは
「無理に明るくふるまわない」
「知っている人がいない飲み会には参加しない」
「予定を詰め込みすぎない」
このようなリストを作っておくと自分の中で判断軸ができるので
その場の感情で間違った選択をすることが少なくなります。
ステップ⑤自分の活かし方を見つける
世の中で「当たり前」だと思われていることは、本当は真実でないこともあります。
たとえば、「営業マンは笑顔が大事だ」とよく言われますが、いつもニコニコしている人って、逆に怪しいと思いませんか?じつは、それでお客さまを逃している人もいるのです。実際、売れている営業マンを見ると、笑顔を場面によって使い分けていることがわかります。とくに初対面の相手に笑顔で接しては逆効果なのです。このように営業の本質を論理的に説明すると、みなさん「なるほどなぁ」と興味深く聞いてくれます。内向型の人にとっての苦手な仕事というのは、まわりの人と同じ方法でできない場合だけだということがよくありまう。自分に合った方法を見つけ出せば、人と同じかそれ以上の成果をラクに出すことも可能なのだということをぜひ知っておいてください。
内向型人間が自分のことを仕事ができないと思っているとしたら、それは仕事のやり方が自分の性格にあっていないだけかもしれません。
ぼくは電話が苦手だということに気づいてから、お客さんとの連絡はほぼメールで済ますようにしました。
苦手なことを克服しようとがんばるのではなく、自分にあったやり方を見つけるということが大切です。
また、内向型人間はそもそも会社で働くことが向いていないということも知っておいて欲しいです。
ステップ⑥自分を認める
最後のステップは「自分を認めてあげる」ことです。
「自分の性格は変わらない。内向型で生まれてきた以上は、死ぬまで内向型だ!と」。すると、不思議なくらいに冷静に現実を受け止めることができたのです。変えられるものなら抵抗してもいいのでしょうが、変えられないものを思い悩んでもしかたがないと開き直れたのです。
内向型という性格は生まれつき決まっているので変えることはできません。
にもかかわらず変えようとして悩むのでストレスになってしまいます。
考え方を変えて内向型である自分を認めてあげるんです。
そうすることで他人と自分を比べて一喜一憂することもなくなるでしょうし、
人付き合いのストレスも少なくなるでしょう。
堂々と生きることができるようになります。
内向型であることに悩んでいる方は読んでみよう
以上が、内向型人間がストレスなく生きるための6つのステップでした。
ステップ①「本当の自分」を知る
ステップ②「いまの自分」を受け入れる
ステップ③ 人に伝える
ステップ④ 足場を固める
ステップ⑤ 自分の活かし方を見つける
ステップ⑥ 自分を認める
このステップに沿って実践していけば
少しづつ生きやすくなっていくはずです。
内向型で悩む人にはぜひ手にとってもらいたい本です。