こんにちは。
「内向的な性格の人を救う」「内向型を世の中に広める」をミッションに活動している内向型プロデューサーのカミノユウキ(@YukiKamino)です。
突然ですが、“内向型”と“内気”の違いってご存知ですか？
「え、内向型と内気って同じじゃないの？」
「内向的な性格の特徴の1つが内気？」
多くの方はこのように思われているのではないでしょうか？
この2つは同じ“内”という漢字が入っていることもあり、よく同じものと混同されがちですが、実はまったくちがうものなんです。
内向型について情報発信を始めてから、「内向型＝内気」だと間違って理解している人が多いということに気づきました。
そしてその誤解が内向型についての理解を邪魔しているのではないかとも感じています。
また人見知りについても同様で、「内向型＝人見知り」ではありません。
この記事では、次の内容について解説していきます。
①内向型と内気（シャイ）・人見知りの違い
②なぜ内向型と内気（シャイ）・人見知りが混同されるのか
内向型と内気（シャイ）、人見知りの違い
この3つの違いについて説明していきます。
まずは内気からです。
内気とは？
内気というのは気が弱く、消極的な性格のことです。
周りからの評価を気にしすぎたり、自分に自信がなかったりします。
特徴としては
・周りの反応が気になり自分を出せない
・人前に出るのが恥ずかしい
・相手からどう思われるか不安なため、人付き合いが苦手
などがあります。
初対面や異性の前ではうまく話せなかったり、周りの意見に流されてしまうことも多いでしょう。
とにかく周りの目を気にすることが内気の特徴になります。
人見知りとは？
人見知りとは、初対面の人に対して恥ずかしがったり、他人に対して恐怖心をもつことです。
口数が少なくなったり、視線を合わせなかったりします。
人見知りをする人の特徴は
・初対面の人と会うのが怖い
・人からどう思われるかが不安
などです。
初対面の人と会う時に緊張する人は多いと思いますが、緊張を通りこして恐怖になっているのが人見知りです。
内向型とは
内向型とは一言でいうと、外部からの刺激に強く反応するタイプのことになります。
内向型の人の特徴は
・人と関わるとエネルギーを消耗する。
（一人でいる時に回復する）
・話すことより考えることの方が得意
・大人数よりも1人もしくは小人数で過ごすのが好き
などです。
内向型は人と関わることでエネルギーを消耗はしますが、内気の人とは違って、他人からどう思われるかに敏感なわけではないのです。
また、必ずしも初対面の人と話すのが苦手ではありません。
人間の3〜4割は内向型、6〜7割は外向型と言われています。
内向型と外向型では生まれつき脳のしくみが異なって、この違いは生まれつき決まっています。
内向型の詳細についてはこちらの記事にまとめています。
内気や人見知りは周りを気にしすぎるという性格であり、これだけで内向型か外向型かを判断することはできません。
内気や人見知りではない内向型もいますし、逆に内気や人見知りの外向型の人もいます。
なぜ内向型と内気（シャイ）、人見知りは混同されるのか？
内向型と内気、人見知りには明確な違いがあるのも関わらず、なぜ混同されることが多いのでしょうか？
その理由は内向型の特徴が、内気や人見知りの特徴に似ているからです。
例えば、内向型には「大人数が苦手」という特徴があります。
これは周りを気にしすぎているわけではなく、大人数の中では刺激が多すぎて疲れてしまうから苦手なのです。
にも関わらず、周りの人からすると、「あの人は内気だから大人数が苦手なのかな？」と思われてしまいます。
また、内向型には「興味のないことにはとことん興味が沸かない」という特徴もあります。
それが理由で、初対面の人との話がつまらなく感じ、盛り上がらないことがあるんですよね。
しかし、相手からすると「この人、人見知りなのかな？」と思われてしまうのです。
このように表面的に見ると内向型と内気・人見知りの特徴は似ているために混同されてしまいます。
実際は内気や人見知りは
本質的な原因はちがうということを覚えておいてくださいね。
まとめ
内向型と内気・人見知りの違いは理解いただけたでしょうか？
特徴の表面だけを見てみると、似ている部分があるので注意が必要です。
内向的な性格で生きづらいなと感じている人は、内向型と内気・人見知りを一度切り離して考えてみるのが大切ですね。
