こんにちは。
内向型プロデューサーのカミノユウキ(@YukiKamino)です。
内向型は自己肯定感の低い人が多いなと感じていて。
「内向的な自分はダメだ…」
「自分にできるはずがない…」
あなたもこのように思っていたりしませんか?
これまでにコーチングをした30人以上の内向型の方々を振り返ってみても、自己肯定感が低い方が多いように感じます。
ぼく自身も、以前は自己肯定感が低く、よく「ダメな自分を変えないと…」と思っていました。
自己肯定感は必ずしも高くないといけないわけではないですが、高いほうが生きやすいはずです。
この記事では、自己肯定感が低い内向型の人向けに、次の内容について解説していきます。
①内向型の人が自己肯定感が低い理由
②自己肯定感を上げるための3つのコツ
目次
なぜ内向型の人は自己肯定感が低いのか
内向型の人が自己肯定感が低いのはなぜなのか?
その理由をお伝えする前に、まず「自己肯定感とは何か?」について話していきましょう。
自己肯定感とは
自己肯定感について2つ引用します。
自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する語。 自己否定の感情と対をなす感情とされる。
出典:実用日本語表現辞典
自己肯定感が高いことは、今の自分に妥協して成長を止めたり、傲慢になることではなく、どんな自分であっても、今の自分を受け入れることで、恐れや不安や自己否定からではない、安心感をベースにした真の意欲とともに、前に進む力を与えてくれるものです。
出典:一般社団法人日本セルフエスティーム普及協会
自己肯定感とは、自分の価値や存在意義を前向きにとらえることができる感情のこと。
内向型の人の場合は、「内向的な性格でもいいんだ。」「社交的ではない自分にも価値はあるんだ。」と思えている状態が、自己肯定感が高いということになります。
また、自己肯定感が高いと、自分の可能性に対して肯定的であるので、ものごとに対して前向きに取り組むことができます。
「内向的な自分でも社会で活躍できる」「内向型の自分でもなんだってできる」と考えて、臆することなく行動ができるということですね。
自己肯定感は必ずしも高くなければいけないわけではないですが、高い方がメリットは大きいのではないかと考えています。
内向型にとって自己肯定しにくい社会
ではなぜ内向的な性格について前向きにとらえている人が少ないのか。
ぼくは生まれ育った環境や社会が影響していると考えています。
例えば、子供のころに先生から次のようなことを言われませんでしたか?
「外で元気に遊び回ろう」
「明るく元気にハキハキと」
「友達はたくさん作ろう」
このような元気で明るい性格が正解なのだと幼い頃に教え込まれたはずです。
すると「部屋で読書をすることはダメなことなんだ」「1人で過ごしたいと思う自分はいけないやつなんだ」
と内向的な性格に対してネガティブな感情が湧いてきます。
社会に出ても同様に、社交性や積極性を求められますし、そのようなタイプが出世しやすい傾向がありますよね。
このように社会で正解とされている理想像と自分の性格のギャップが積み重なり、自己肯定感が下がっていってしまうのです。
内向型の人が自己肯定感が低くなりがちなのが、あなた自身が悪いのではないということを知ってほしいです。
内向型の人が自己肯定感を上げるための3つのコツ
では内向型の人は自己肯定感を上げるためにはどうすればいいのか。
3つ紹介していきます。
①内向型であることを受け入れる
「諦める」って悪いことと捉えられがちだけど、変えられないものはさっさと諦めたほうがいい。
ぼくは内向型だと知って性格を変えることを諦めた。
「社交的にならなければ」から「内向型を受け入れて自分らしくふるまおう」に考え方を変えた。
いい意味で「諦める」ことができると楽に生きられる。
— 内向型プロデューサー /カミノユウキ (@YukiKamino) 2018年12月12日
自己肯定感を上げるためには、「内向型であることを受け入れる」ことが大切です。
言い方を変えると、「外向型になることを諦める」ということ。
内向的な性格というのは、生まれつき脳の仕組みで決まっています。
なので、努力したからといって社交的になれるわけではありません。
このことに気づかずに外向的な性格になろうとしても余計に苦しくなるだけです。
ぼくは以前、コミュニケーションや雑談術の本を読みあさっていた時期がありました。
でも、社交的にはなることができず、性格を変えれない自分を責めていました。
今となって考えると、社交性が身につかないのは当たり前ですよね。。
今すぐに内向型を受け入れるのは難しい方もいるかもしれませんが、内向型についての理解を深めて、少しずつ取り組んでいってみてください。
②得意なこともあることを知る
内向型は苦手なことばかりでダメな性格なのかというとそんなことは決してありません。
得意なこともたくさんあります。
例えば、内向型の得意なことの1つに「思考力」があります。
質問などに即興で答えるのは苦手ですが、考える時間をもらえると深い本質的な答えを出すことができるんです。
サラリーマン時代にぼくは電話対応がとても苦手でした。
その場で答えを求められるからですね。
でもメールであれば、じっくりと考えたり、調べたりすることができるので、ぬけもれのない回答を作成できていました。
このように「内向型にもいいところがあるんだ」と気づくと、前向きな気持になりませんか?
内向的な性格にも、外向的な性格に負けず劣らずいいところがあるのを知ると、自己肯定感は上がっていくと思います。
この記事もぜひあわせて読んでみてください。
③自分の基準を大切にする
内向型の人には自分の基準を大切にしてほしいです。
内向型は刺激に反応しすぎるという特徴があるので、人との関わりが多すぎたり、予定がびっしりと詰まっていると疲れてしまいます。
そのため、人と付き合うときの基準や予定を入れるときの基準を決めておく必要があります。
ぼくの人付き合いの基準はこのツイートにある通り、「自分と合う人とだけ付き合う」です。
「出会った人全員と仲良くしないといけない」という思い込みは捨てるべき。
内向型の人は興味の範囲がせまいから難しいんですよね。
なんか違うなと思った相手でも、無理に合わせようとするから疲れてしまう。
「相手を選ぶ」というのは何も悪いことではないし、自分と合う人とだけ付き合えばいい。
— 内向型プロデューサー /カミノユウキ (@YukiKamino) 2018年10月11日
無理に多くの人と付き合おうとして消耗した経験があるので、フリーランスとして働いている今は好きな人たちとしか会わないようにしています。
また、予定の入れ方についても3つの基準があります。
①心からワクワクするか
②体力に余裕があるか
③得られるメリットがあるか
この3つのうちなるべく2つ以上を満たす予定しか入れないようにしています。
なんとなく入れた予定は得るものもなくただ疲れるだけなので。
このように自分の中で基準があると、周りにふりまわされることがなくなります。
内向的な性格の自分を大切にしているので、自己肯定感も上がっていくはずです。
まとめ
・内向型の人が自己肯定感が低い理由
・自己肯定感を上げるための3つのコツ
この2つについて理解いただけたでしょうか。
内向型の人は、周りの影響によって自己肯定感が低くなりがちです。
内向型についての理解を深めて、少しづつ自己肯定感を上げていってください。