こんにちは。
「自分らしい働き方ができる内向型人間を増やす」をミッションに活動している内向型プロデューサーのカミノユウキ(@YukiKamino)です。
先日、次のツイートをしました。
「今の仕事が向いてないので、プログラミングを学ぼうと思ってます」と相談を受けたけど、全力で止めた。
プログラミングへの興味がないのに、内向型はエンジニアが向いているという情報だけで決めていたから。
自分にあった仕事を探す前に、どんな働き方がしたいのかを明確にする必要がある。
— 内向型プロデューサー /カミノユウキ (@YukiKamino) 2019年3月18日
働き方の相談に乗っていると、「プログラミングを学びます」「ブロガーを目指します」という声をよく聞きます。
積極的な姿勢はすばらしいことなんですが、たぶんうまくいかないんですよね。
なぜかというと、どんな働き方を目指していて、それをどのように叶えていくかが漠然としているから。
内向型の人が理想の働き方を実現するために必要なことは、自分の価値観を明確にすることと、強みを活かすことなんです。
具体的に解説していきます。
価値観を明確にする
内向型の理想の働き方を実現するためには、まず自分の価値観を明確にする必要があります。
なぜならどんなにやりたい仕事だったとしても、価値観に沿っていない働き方をすると幸せにはなれないからです。
例えば、ぼくの場合は働き方に関してはこのような価値観を持っています。
好きな人と一緒に働く
本質的な仕事をする
1つの分野を極める
自分で選択する
プライベートの時間も大切にする
会社で働いている時はこの価値観がほとんど満たせていませんでした。
だから興味のある医療領域の仕事でしたが、全然楽しくなかったんですよね。
試行錯誤した結果、ぼくの場合は、独立して個人で仕事をすることを選びました。
今はこの価値観に沿って働き方を工夫しているので、すごく充実しています。
内向型の人はまず自分の価値観を明確にすることが大切になります。
内向型の人は似た価値観を持っている
みんなが全く同じというわけではもちろんないですが、内向型の人の価値観は似ている部分も多いです。
A:信頼できる少数の仲間と一緒に働きたい
B:たくさんの人と関わりながら働きたい
A:1つのことに集中して取り組みたい
B:複数の仕事を同時並行で進めたい
A:自分の納得した仕事でお金を稼ぎたい
B:とにかくお金さえ稼げればいい
あえて極端に書いてみましたが、A,Bのどちらがあなたの理想の働き方に近いでしょうか?
どちらかというと前者の働き方を理想と思う方が多いはずです。
内向型というのは脳の仕組みで決っていることなので、価値観に傾向があるのは当然なんですよね。
こういった内向型に特徴的な価値観と自分のオリジナルの価値観をもとに、どんな働き方がしたいかを考えていくのがベストです。
強みを活かすこと
どうような働き方がしたいかが明確になれば、次はその実現にむけて内向型の強みを活かしていくことになります。
いくら理想の働き方が明確になったとしても、自分の得意なやり方で取り組まないと叶えることはできないからです。
内向型の強みの例をあげてみます。
・親密な人間関係を築ける
・1人の時間を楽しめる
・じっくり考えてから発言する
・1対1の会話が得意
・シングルタスクが得意
・慎重にリスクを踏まえて行動ができる
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もちろん強みに関しても個人差があるので、内向型の人が全員この強みを持っているとは限りません。
今自分が使えている強み、少し意識したら使えそうな強みをピックアップして活かしていけばいいんです。
強みを活かす参考として、ぼくの例をあげておきます。
じっくり考えてから発言する
→ブログやツイッターでの情報発信
1対1の会話が得意
→コーチング
親密な人間関係を築ける
→少人数のオンラインコミュニティ
得意じゃないことでも意義のあることなら力を発揮できる
→イベント登壇
もしぼくが動画での情報発信や、多くの人とリアルの場で会うような仕事を選んでいたら、おそらく理想の働き方にはなっていなかったと思います。
やはり強みを活かした仕事をしないと理想の働き方はできないんですよね。
まとめ:じっくりと自分と向き合おう
内向型の理想の働き方を実現するためには、次の2つが大切です。
①価値観を明確にしてどんな働き方をしたいのかを決める
②内向型の強みを活かして理想の働き方を実現していく
簡単なことではないですが、内向型の人は意識が内側に向いていて、自分と向き合う能力が高いので、じっくりと時間をかければ良い結果が得られるはずです。