内向型プロデューサーのカミノユウキ(@KaminoYuki)です。
「仲良くない人と2人きりの時に何を話したらいいかわからない…」
「初対面の人との会話がいつも盛り上がらない…」
内向的な性格のあなたはこのような経験をしたことがあるのではないでしょうか。
私も内向型なので、人との会話で悩むことはよくありました。
なんとなく話をつなぐために話題を振ってはみたが、盛り上がらずすぐに沈黙に…なんてことも。
でも最近気づいたんですが、内向型の人でも会話を盛り上げれるコツがあるんです。
それは相手の価値観を探るということ。
これを意識するようになってからは、会話を以前より楽しめるようになりました。
この記事では会話が苦手な内向型の人向けの会話術についてお伝えしていきます。
内向型の人は雑談を楽しめない
まず最初に知っておいて欲しいのですが、内向型の人は雑談は楽しめないんです。
なぜかというと内向型の人は本質的なことにしか興味を持てないから。
外向型の人は会話をすること自体が目的なのですが、内向型の人はなにかの目的のために会話を行うのです。
そのため、特に目的もなく雑談をすることに価値を見出せません。
【雑談が苦手な内向型あるある】
何か話をしないと気まずいから、とりあえず天気の話をふってみる。
↓
だけど、自分がそもそも天気の話に興味がないので、相手の返事にいい反応ができずに会話が終わる。
↓
また気まずいから、興味のないニュースの話をふってみる。(以下同様)この無限ループ辛い..
— 内向型プロデューサー /カミノユウキ (@YukiKamino) 2018年10月15日
初対面の人やそこまで仲良くない人と2人きりの時に、沈黙を避けるために聞きたくない質問をした経験のある方も多いのではないでしょうか。
しかし、このツイートでも書いたとおり、興味のない質問や話題を振ったとしても、相手の返答に対して自分が興味を持てないため、話を広げることができずにまた沈黙が生まれまれてしまいます。
具体例をあげてみましょう。
例えば、2人きりで話をしている時に相手が高そうな時計をしているとしましょう。
このとき「その時計いいですね。どこのブランドなんですか?」と聞いてしまいがちですが、これは内向型にとってはよくない質問です。
おそらくこのあと相手からは時計についての返答がきます。
「◯◯というブランドです。結構高かったんですが、限定モデルなので世界に100個しかないんです。」
あなたが時計をめちゃくちゃ好きな場合は別ですが、そうではないのなら、このような返答をされても興味は沸かないですよね。
「◯◯って有名なブランドのやつじゃないですか!限定モデル手に入れるなんてすごいですね!」
こんなふうに無理して相手に合わせることができたとしても、心は全く楽しめてないのでエネルギーがすり減っているはずです。
内向型の人は価値観を共有する会話なら楽しめる
では内向型はどんな会話をすればいいのかというと、【価値観】を共有するような会話です。
内向型は浅い会話よりも深い会話の方が楽しめるので、相手の価値観に対しては比較的興味を持てます。
なので相手の価値観を引き出すような会話を意識しましょう。
具体的に3STEPでお伝えしていきます。
①相手の価値観を掘り下げる
内向型が初対面の人と話さないといけない時は、what (なに?)ではなくwhy (なぜ?)の質問をするといい。
✖️ 仕事はなにをしている?
○ なぜその仕事をしている?仕事内容よりも、なぜその仕事を選んだのかという価値観や考え方のほうが興味を持ちやすい。
内向型はwhy (なぜ?)を意識しよう。
— 内向型プロデューサー /カミノユウキ (@YukiKamino) 2018年11月19日
何か質問をするときに、ただ適当に投げかけるのではなくて、相手の価値観を探るような質問をしましょう。
what (なに?)ではなくwhy (なぜ?)の質問です。
さっきの時計の例でいくと、
❌「その時計いいですね。どこのブランドなんですか?」
⭕「その時計いいですね。なぜその時計を選んだんですか?」
ポイントは【なぜ】という言葉です。
なぜと質問をすると相手は理由を答えてくれます。
その理由の中には相手の価値観が隠れているのでそこを深掘りしていきましょう。
「文字盤がシンプルだから」が理由だったとすると、次は「なぜシンプルが好きのか」を聞いてみます。
「落ち着くから」と返ってきたとしたら、相手の人は“落ち着けるシンプルなものを好む”という価値観が見えてきます。
そうすると相手にも少し興味が湧いてきませんか?
内向型の人にとっては、ありきたりな会話よりも価値観の話の方が楽しめるはずです。
②価値観をベースに会話を展開する
相手の価値観が見えてきたところで、その価値観をもとに別の質問や話題を振っていくと、さらに会話が広がっていきます。
「部屋の中もシンプルなものが多いんですか?」
「他にも何かを買うときのこだわりってあるんですか?」
こんな感じでどんどん価値観を聞いていけば、そのうち自分が興味を持てる価値観に出会うことがあるかもしれません。
③自分が興味のあることを伝える
ここまでで相手の価値観については深く掘り下げたと思います。
そうすると向こうから、返報性の原理でこっちの価値観について聞いてきてくれることが多いです。
ここで満を持して自分の話をしましょう。
自分のことを話すのが苦手な内向型は多いですが、相手はさっきまで話を聞いてもらっているので、こっちの話をしっかり聞いてくれるはずです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
価値観を共有する会話の流れはイメージできましたか?
①相手の価値観を掘り下げる
②価値観をベースに会話を展開する
③自分が興味のあることを伝える
この3ステップを意識しながら会話を進めていけば、内向型の人でも少しは楽しく話ができるんじゃないかなと思います。
ぜひ試してみていただければ幸いです。