こんにちは。
「自分らしい働き方ができる内向型人間を増やす」をミッションに活動している内向型プロデューサーのカミノユウキ(@YukiKamino)です。
内向型の人から働き方についてよく聞かれる質問の1つが
「今の仕事が向いてません。内向型に向いている仕事はありますか?」
というもの。
この質問をする気持ちはめちゃくちゃわかります。
誰だって自分に向いている仕事をしたいですもんね。
ただ、この質問に対する回答は「内向型に向いている仕事は一概には言えない」となります。
というのも内向型だからこの業界がいいよ、この職種がいいよということは一言では説明できないからです。
(※内向型の人の仕事の選び方、向いている仕事を探すコツはあります。これについてはまた別の記事で解説します。)
この記事では、自分にあった仕事はなんだろうと考えている人に向けて、「内向型に向いている仕事が一概には言えない理由」について解説していきます。
なぜ内向型の人に向いてる仕事を一概には言えないのか?
その理由は職場の環境や内向型の強みを活かせているかでどうかで変わってくるからです。
同じ職種でも状況によって力を発揮できるかが違ってくるということ。
2つ例をあげてみます。
具体例1:営業職
まず、内向型が向いていない仕事だと思われている職種ナンバーワンの営業職。
営業といえば、このようなイメージを持っている人が多いと思います。
・たくさんの人と関わらないといけない
・アドリブで話す力が必要
・口数が多い人じゃないと務まらない
一見、内向型にはとても向いてる仕事とは思えませんよね。
ですが、実際は営業であっても内向型の強みが活かして成果を出している人もいます。
・特定のお客さんと深い関係を築いていくことを意識する
・事前に話す内容を準備しておく
・傾聴力を活かして相手の話を徹底的に聞いて本当のニーズを探る
先日一緒に対談イベントをした渡瀬さんは内向型にもかかわらず、話し下手な性格を逆手に取って、リクルートで営業成績トップをとったことがあります。
このように苦手に思える仕事でも環境や強みを活かすことで力を発揮することができるんです。
具体例2:研究者
次に、内向型の人が向いているとされる仕事の1つとして研究者があります。
・1つのことに集中して取り組める
・じっくりと深く考えるのが得意
・1人で黙々と作業するのが苦ではない
確かに、このような内向型の強みを活かせば研究者として力を発揮できます。
ただ、以下の環境だとどうでしょう?
・複数のテーマに広く浅く関わらないといけない
・結果を出すことに異常にスピードを求められる
・研究以外の雑務が多い
この環境では内向型の人の強みが全く発揮されないので、向いていると思われる研究者であっても力を出せません。
この2つの事例からもわかるとおり、内向型だからといって一概に「この職種が向いてますよ」とは言えないんですよね。
内向型の人に向いている仕事をやみくもに探しても見つからない
「自分に向いている仕事はなんだろうと?」と思った時に、やみくもに答えを探しても見つかりません。
自分自身の内向型としての強みと、どのような働き方を望んでいるかを理解する必要があるからです。
営業よりマーケティングの方が向いてそうだからという理由で転職したとしても、自分の強みがわかっていなければ、環境が変わっても同じことで悩んでしまう可能性があります。
また、なんとなくフリーランスの方が向いてそうと思って独立したとしても、どのような働き方をしたいのかが明確じゃなければ「あれ?思っていた理想と違うぞ…?」という結果になりかねません。
内向型の自分に向いている仕事を見つけたいと思った時は、自分の強みや価値観に向き合うことが大事になってきます。
その上で、強みが活かせたり価値観を満たせる働き方を探していけばいいんです。
まとめ:内向型の自分と向き合うことが大切
・内向型に向いている仕事が一概には言えない理由
・やみくもに仕事を探す前に強みと価値観を理解することが大切
この2点についてお伝えしました。
ぜひ向いてる仕事を探す前に自分のことを分析する時間を作ってみてください。