こんにちは。
「内向型の人を救う」「内向型を世の中に広める」をミッションに活動している内向型プロデューサーのカミノユウキ(@YukiKamino)です。
「自分ってなんでこんなに疲れやすいんだろう。」
「体力のある人がうらやましい…」
内向型のあなたはこのように悩んだことはありませんか?
ぼくがこれまでに30人以上の内向型の人をコーチングしてきて感じるのは、内向的な性格の人はたしかに疲れやすいということ。それに加えて、疲れをためないコツもあるということ。
この記事では、すぐに疲れてしまう内向型の人向けに、次の内容について解説していきます。
①内向型の人がなぜ疲れやすいのか。
②疲れを溜めないためにはどうすればいいのか。
自分の体力のなさについて悩んでいる方は、ぜひゆっくりと読み進めてみてください。
目次
内向型が疲れやすい理由
内向型の人がなぜ疲れやすいのかというと、刺激への感度が高いからです。
刺激への感度の詳細については、「内向型と外向型のたった1つの違い。それは刺激への感度」という記事で解説しています。
簡単にいうと、内向型の人は少しの刺激があれば十分満足できるという特徴があり、逆にたくさんの刺激があると疲れてしまうのです。
では、具体的にどのようなことが刺激になるのかを説明していきます。
人と会うこと
内向型は人と会うことで疲れます。
なぜなら人と会って会話をすることは、内向型にとっては強い刺激になるからです。
長時間、人と一緒に過ごすことを想像してみてください。
少しうんざりするのではないでしょうか。
仲のいい友人でも1日中一緒に遊んだ次の日は、1人と過ごしたいと思ったことはありませんか?
もちろん内向的な性格の人も「人と一緒にいたい」という気持ちもあります。
ただ、内向的な人にとって人と接することは刺激であり、長時間の接触は疲れてしまう要因になるのです。
人混みや騒音
内向型の人は、人混みや騒音などの外部の環境も疲れの要因になります。
人がたくさんいる場所や、騒がしい場所にいるだけで、内向型にとっては大きな刺激になるからです。
例えば、夏祭りや大型ショッピングモールなどに行ったとき、どれだけその瞬間が楽しかったとしても、家に帰ったらぐったりしてるのではないでしょうか。
ぼくは会社員時代の毎朝の満員電車が、かなりのストレスでした。
また、内向型と外向型では集中力が最も高まる時の、周囲の雑音の音量が異なるという研究結果もあります。
外向型の人と内向型の人に単語ゲームをするように指示する。ゲームは難しく、試行錯誤を重ねて、鍵となる原理を見つけなければならない。その最中に、ランダムに雑音が聞こえてくるヘッドホンをつける。ヘッドホンの音量は自分にとって「最適な」レベルに合わせるように言われる。その結果は、平均して、外向型の人は七二デシベル、内向型の人は五五デシベルだった。
内向型の人は、外向型の人に比べると雑音が小さい方が集中できるということです。
逆に内向型の人の雑音のレベルをもっと高くした場合は、ゲームの正答率は下がったようです。
このことからもわかるように、外部の環境も内向型にとっては疲れる要因になります。
予定が詰まっている
内向型の人にとっては予定が詰まっていることもストレスになります。
1人の時間がなく、ずっと活動的なことをしていると受け取る刺激が多くなりすぎて、疲れてしまいます。
1週間仕事をした後の土日に旅行にいった場合、次の1週間の仕事がかなり辛かったという経験をされたことはないでしょうか?
学生の方だと、朝から夕方まで講義を受け、バイトをして飲み会。
このような生活が3日続いただけでも、ちょっと休息が欲しくなりませんか?
予定が詰まっていて、1人の時間やゆっくり休息する時間がないと、内向型の人はたちまち疲れてしまいます。
疲れやすい内向型の人におすすめの休息方法
内向型の人が疲れやすい理由がお分かりいただけたでしょうか。
たくさんの刺激は必要ないため、少し活動的なことをするだけで、すぐに疲れが溜まってしまいます。
そのため、内向型の人は積極的に休息をとっていく必要があるのです。
ぼくも実践している内向型の人におすすめの疲れをとる方法をお伝えしていきますね。
【内向型が疲れを溜めないコツ】
・ひとりの時間を作る
・カフェで読書
・思考を紙に書き出す
・自然の中で過ごす
・瞑想をする
・運動をする刺激で疲れやすいのは仕方がないので、いかに疲れを溜め込まないかが大切。
— 内向型プロデューサー /カミノユウキ (@YukiKamino) 2018年10月19日
①1人の時間を作る
疲れたときに内向型の人にとって最も必要なのは、1人の時間です。
内向型の人は1人で内面に向き合っているときにエネルギーが回復します。
そのため、少しでも疲れたなと感じたらまず1人の時間を作りましょう。
1日中部屋に引きこもるのも全然ありです。
好きな映画を見たり、マンガを読んだり、リラックスしてみてください。
「忙しくてなかなか時間がとれない…」という方であれば、1日10分でもいいです。
イスに座ってボーっとするだけでも、疲れが取れるはずです。
②カフェで読書
家族と一緒に住んでいる方や、家ではあまりゆっくりできない方は、近くのカフェに行きましょう。
できればテーブルが大きい、隣の席との間隔が広い、BGMが落ち着いている、混雑していない、といったカフェだと最高です。
内向型の人は思考しているときにエネルギーが湧いてくるので、読書をしながらを自分の考えと向き合うとよいでしょう。
著者や登場人物と対話をするように読み進めていくのもおすすめです。
③思考を紙に書き出す
頭の中で考えていることを紙に書き出すことも、疲れをとるためにおすすめです。
内向型の長所の1つに「物事を深く考えることができる」というのがあるのですが、必要以上に考えすぎることで、思考がごちゃこちゃになってしまうことが起こることあります。
思考がごちゃこちゃなままだと脳がずっとそのことを考え続けるので、疲れがとれない原因になってしまします。
その絡み合った思考をほどいていくために、紙に書き出すことが有効なのです。
「深刻な悩みだと思っていたけど、紙に書いてみると大したことじゃなかった」
「難しい課題だったけど、紙に書き出してみるとすぐに問題の解決策が浮かんできた」
など効果を感じることができるはずです。
④自然の中で過ごす
自然の何がいいかというと圧倒的に刺激が少ないんですよね。
都会の雑踏から離れて、川のせせらぎを聞きながらボーッとすると本当に疲れが取れます。
人と関わるのに疲れたときなんかは、自然の中でゆっくりと自分と向き合ってみてください。
山や森、海なんかは定番ですが、意外とおすすめなのが神社です。
緑も多くて神秘的なので落ち着きます。
⑤瞑想をする
内向型の人は朝と寝る前に3分ずつでいいので瞑想をやってみてほしい。
日常的に深く思考することが多く頭を酷使しているので、定期的に何も考えない時間をとって脳を休ませることが大切。
瞑想が難しければ目を閉じてゆっくりと呼吸をするだけもいい。
驚くほど頭がスッキリするし、疲れも取れる。
— 内向型プロデューサー /カミノユウキ (@YukiKamino) 2018年9月24日
疲れをとるために瞑想もかなりおすすめ。
朝と寝る前に3分ずつでいいので、やってみてほしいです。
瞑想が難しければ目を閉じてゆっくりと呼吸をするだけも十分効果があります。
内向型の人は日常的に深く思考することが多いので、定期的に何も考えない時間をとって脳を休ませることが大切なんです。
驚くほど頭がスッキリするし、疲れも取れます。
⑥運動をする
意外かもしれませんが、疲れをとるのに運動はおすすめです。
運動をすると血流が良くなるので、ストレス発散にもなり、スッキリするんですよね。
ドーパミンやセロトニンといった脳内物質が分泌されるので、幸福感が上がったり、やる気がみなぎったりします。
次に疲れを感じたときは、だまされたと思って腕立て伏せを10回やってみてください。
気分が良くなっているはずです。
筋トレが苦手な方は、家の回りを歩いたり、お風呂上がりに簡単なストレッチをするだけでも効果はありますよ。
まとめ
内向型の人におすすめの休息方法を再度まとめておきます。
①1人の時間をとる
②カフェで読書
③思考を書き出す
④自然の中で過ごす
⑤瞑想をする
⑥運動をする
内向型の人は普通に過ごしているだけで疲れが溜まりやすいので、ぜひ積極的に休息をとってみてください。
ストレスも減って気分が良くなるので、幸福感も上がりますよ。